日本衛星ビジネス協会

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会長挨拶

会長  安達 昌紀
会長  安達 昌紀

昨年、設立30周年を迎えた日本衛星ビジネス協会は、個人会員制の非営利団体であり、衛星・機器の製造、衛星オペレータ、放送や通信事業者、コンサルタントなど宇宙ビジネスを構成する様々なレイヤーに属する関係者が会員となっています。設立当初は米国SSPI東京支部として発足しましたが、現在では講演や施設見学会などのイベントを通じ、より効率的に情報共有を進める様、心がけ活動しています。

本協会が設立した1985年とは、1960年代に東京大学宇宙航空研究所、宇宙開発事業団といった現在の宇宙航空研究開発機構(JAXA)の母体組織が発足してから20年ほど経過し、国産ロケットで国産衛星を打ち上げる実績を挙げてはいたものの、実用衛星(通信衛星、放送衛星、気象衛星)及びそれを打ち上げる大型ロケットの分野では、まだその多くに米国技術が供与されている、そのような時代でした。通信の世界でも、ようやく通信自由化や日本電信電話公社の民営化が実施された年です。

先輩たちは、宇宙も通信も国が整備し取り扱うのが当たり前な時代に、欧米の動向をいち早くキャッチし、将来のあるべき姿として民間衛星通信事業を思い描き、その実現のために熱き心を持って本協会を立ち上げました。

設立から30余年、今や本協会に属する会員により、宇宙ビジネスを構成するそれぞれのレイヤーにおいて国内の事業者は、世界的に活動するまでに成長して来ました。しかし、宇宙ビジネスが実生活に使われ始めたからこそ、ではありますが、宇宙ビジネスを取り巻く環境の変化は留まるところを知りません。むしろ激しさを増しています。従来1機から数機で行われていた衛星通信、地球観測に対し、低軌道に多数の小型通信衛星を周回させグローバルインターネット網を構築する構想や、同様に低軌道に多数の超小型観測衛星を配置し地球の任意の地域の高頻度な観測データを提供する構想、などがその典型です。

従って、我々はなお発足当時の気概を忘れず、宇宙ビジネスの世界を生き抜くために、互いの状況を交換し合い、またそれぞれのレイヤーで業界を動かす情報発信を行いながら活動しています。最近は、学生主催のフォーラムへの協賛などを通じて、宇宙分野に関心を寄せる学生の活動支援も実施しています。このような活動が衛星分野の関係者の日々の業務や人的交流を活性化するとともに、関連分野へ拡がることにより、宇宙ビジネスのさらなる発展に繋がることを祈念しています。会員各位のご協力および関係者のご理解とご支援をお願い申し上げます。