日本衛星ビジネス協会

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会長挨拶

会長 河合 宣行
会長  河合 宣行

日本衛星ビジネス協会は1985年に米国SSPI(Society of Satellite Professionals)の東京支部として発足し、1990年に現在の「日本衛星ビジネス協会」に改組された非営利メンバーシップ団体であり、メンバーは衛星ビジネスに関連する衛星オペレータ、放送事業会社、機器メーカー、学者、コンサルタント、メディア等広い分野からの参加をいただいております。

当協会の活動は講演会や施設見学会を通じて、以下の活動を行っており衛星業界のさらなる発展のために努力していきたいと考えております。

・衛星通信システム、衛星技術の現状と動向等について、認識と理解を深める。
・衛星通信技術の効率的使用および衛星技術の応用について、情報を提供し啓蒙する。
・広く衛星関連の事業体等に所属する関係者の知識・経験の交流と自己啓発を奨励する。

ここ数年の宇宙・衛星ビジネスを取り巻く環境は、安価な打上げを軸にした、大規模コンステや高性能な静止衛星(HTS)の出現や、安全保障上における宇宙利用の重要性の高まり、次世代ネットワークの中での非地上ネットワーク(NTN)活用などに象徴されるように、大きな変化を迎えています。
本協会は、施設見学会や講演会などを通じて、知見を広げたり、会員間の交流を図ることなどを活動の柱としていますが、2020年~2022年の間は、コロナ禍で、講演会や見学会のリアル開催ができませんでした。しかし、2023年に入りようやく講演会・見学会を徐々に再開することもでき、協会が大切にしてきた活動の一つである宇宙衛星・ビジネスの裾野を広げるための学生との交流も取り組むことができるようになりました。今後も、魅力ある見学会や会員の方々に役立つ講演会などを企画していきたいと考えています。
また、昨今の宇宙・衛星ビジネスは変革期にあり、当分野に関わる様々なフォーラムや研究会活動が立上げられています。これらは以前にはなかった動きなので、大変良い流れだと思います。一方で、当協会は、長年の積み重ねがありつつも、協会の運営を中心となって担っていくメンバーが、継続して活動を続けていくのが難しいという課題もあります。こうした状況のもと、本協会の今後の在り方について、今年度から来年度にかけて、協会役員を中心に議論・検討をしていきたいと考えていきたいと思っています。会員の皆さまからも幅広くご意見を伺い、検討の参考にし、協会としてのより良い形を模索していきたいと考えております。役員一同邁進してまいりますので、今後とも皆様のご理解、ご協力を賜りますようご支援の程、
どうぞ宜しくお願い申し上げます。